前回に引き続きワンルームマンション投資失敗の過程について書こうと思います。
初めての確定申告
ワンルームマンション投資後、初めての年越しを迎えたのもつかの間、避けては通れないイベントを迎えました。
そう、確定申告です。
学生を卒業後、すぐにサラリーマンになったのもあり確定申告は初めてでした。
私の場合は不動産会社が確定申告セミナーを開催しており、税理士の資格を持っている講師の方が簡単な説明をした後、各自が持参した領収書などを講師の方と一緒に確定申告書を作成しました。
その後作成した確定申告書をe-Taxなり税務署に持参すれば確定申告は一旦完了です。
4月か5月くらいに所得税の還付金が指定した口座に振り込まれます。
初年度は10万円程度振り込まれました。
所得税還付のカラクリ
と、ここまでは所得税還付で10万円もらえるなら節税にもなるしやってもいいじゃんと思われる方もいるかと思います。(実際不動産会社はキャッシュアウトしない減価償却が費用計上できるので節税になりますとアピールすることが多いです)
しかし、その還付をもらう前に以下の支払いを行っていました。
- 不動産取得税26万円
- ローンの利息85万円
など
つまり10万円をもらうのに経費として100万円以上支払いしていたことになります。
理由に関しては単純で所得税は所得金額に対して5~45%の税率がかかっているからです。
サラリーマンの場合は税率が10%もしくは20%の方がほとんどなので上記と辻褄が合います。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
まとめ
体験談から話はそれましたが、節税目的で始めようと思っている方は還付をもらうには相当の金額を支払っていることをご認識いただければと思います。
そして、以下のどちらかが賢いか改めて考え直されることをお勧めします。
- 1回きりの10万円の還付を得るのに100万円以上支払う
- 100万円を元手に高配当株などを買い、年間2,3万円をもらい続ける
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