投資信託でどのファンドを買えばいいの?(後編:投資対象)

前回では手数料について触れましたが、今回はどのファンドを買えばよいかについて書こうと思います。

結論

全世界株式に対して投資するファンドが個人的にはよいと考えています。
※あくまで私の考えです。投資は自己責任で行うものなので何にどの程度の金額を投資するかは個人の判断でお願いします。

投資対象の種類

主な投資対象は以下の通りです。

  • 株式・・企業が資金調達するために発行する有価証券に対して投資。株式の値上がりや配当金などでリターンを得る。
  • 債券・・国家や企業が資金調達ために発行する有価証券に対して投資。利息を貰いながらリターンを得ることが多い。株式は返済の必要はないが債券は返済の必要があるため比較的安全と言われる。
  • 不動産(REIT)・・文字通り不動産に対して投資。値上がり益や賃料でリターンを得る。
  • 現預金・・銀行に預けるいわゆる貯金。広い意味では日本円に投資。元本割れはしないが利息は極めて低い。

それぞれの値動きは以下の通りです。リターンが大きい順に株式、REIT、債券、現預金となります。ただし値動き(リスク)も大きくなりますが長期的(10年~15年)ではプラスになるといわれています。
なお、リターンが大きくてリスクが小さいものは存在しません。おそらく詐欺です。

りそな銀行|年金資産運用の基礎と資産分散型(バランスファンド)
|https://www.resonabank.co.jp/specialty_dcrobo/description.html

今挙げたものを含めて色々なものを対象に投資を行ってきましたが、株式が最もうまくいっていますので以後株式投資について述べていきたいと思います。

株式への投資について

株式への投資について最初は「会社が倒産したら今まで投資したものがゼロになってしまうのでは?」という印象を持っていました。
ただし、色々調べていくと以下のことが分かってきました。

  • 投資信託を用いた場合、投資先は少なくとも数十社、多くて数千社あるので1社倒産しても致命傷にはならない
    例えると手元に1000円あって1円落としても生きてはいきそうな感じがするといったところです
  • インフレ(物価が上がること)を考えると全財産を現金を持っている方が危ないかもしれない
    例えば10年くらい前は1個100円で買えたマクドナルドのハンバーガーが2023/7現在だと170円出さないと買えなさそうだがマクドナルドの株価は2倍くらいになっているので株式に投資すれば物価が上がっても対応できそう
    (個別株で例を出していますが世界全体でも同じような考えが言えると思います)

株式投資の中でもアメリカに投資する米国株、もしくは何十の国に投資する全世界株への投資が人気です。

米国株の人気の理由は

  • GAFAMをはじめとした企業はアメリカ発祥、先ほどのマクドナルドもアメリカ発祥、現在このブログはHP製のパソコンで書いてますがHPもアメリカ発祥とあらゆるものがアメリカ発祥となっている
  • 先進国の中では数少ない人口増加国
  • 株式に関する法整備がしっかりしている

などがあげられます。

結局何を買えばいいの?

ここまでいろいろ書きましたが、結局何を買えばよいのか?数多ある投資信託で1つだけしか買ってはいけないとなったら何を買えばよいかという質問に対しての私なりの回答は
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
です。

理由としては

  • まだ30代なので短期的には値下がりがあっても問題ないので株式でよい
  • 米国株の強さは認識しているものの、今後他の国が台頭する可能性もあるのでそのような国もカバーできるようにしたい
  • 手数料が業界最低水準を目指すことを謳っており、実際にそれを実行してくれている

といった理由のためです。

このファンドはつみたてNISAでも投資を行っていますが、その結果を紹介します。
2020年より積み立てていますが2023年7月現在、元本約72万円に対して約20万円のプラスで運用しています。

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